映画史上もっとも美しいサンセット!【おすすめ映画】アルマゲドン(1998年)【All Time Best】
ARMAGEDDON(原題)
150分,アメリカ
ブルース・ウィルス/ベン・アフレック/リヴ・タイラー/スティーヴ・ブシェミ/ウィリアム・フィクナー 他
オールタイムベスト2作品目はブルース・ウィルスを主演に迎えたマイケル・ベイ監督のこの映画。
自分が観てきた映画の中でもっともサンセットが綺麗な映画。逆光の使い方も逸脱。劇中のAJとグレースは自分の中で歴代第2位のカップルです。1位があの2人だから(笑)
KICK-ASSといいアルマゲドンといい、やっぱり家族愛に満ちた作品は素敵すぎる。
あれ、よく考えると自分のオールタイムベストって...ry
あらすじ
地球は滅亡の危機を迎えていた。ヒューストンのNASAに降りた巨大隕石衝突という未曽有の危機。衝突まで18日という限られた時間の中で総指揮を執るトルーマンはある作戦、そしてある一人の男に地球の未来を託したのだった。「石油採掘のプロ」「失敗とは無縁の男」それがブルース・ウィルス演じるハリー。個性が強すぎる仲間をまとめ、今日も石油を掘り当てる(ナイスショット笑)
そんな彼には愛する娘がいた。彼女はグレース。野郎だらけのこの「現場」で育った女神のような娘。演じるのはリヴ・タイラー。とても映える。が、AJが災いの種(隠語)を撒いてました(笑) 若きベン・アフレック演じるAJはいわゆる天才肌。勘が鋭くて毎回石油を掘り当てる。ただ猪突猛進なところがあってハリーはそれが気に食わなかった。採掘現場を戦場にするハリー。そう彼は不器用な父親そのもの。
(グレースの実の)母に逃げられたあの日から成長が止まっていると言い放たれる。そんな彼の元へ何やらお偉いさん方が。そう、トルーマンが地球の未来を託したのは他の誰でもない、この不器用なグレースの父親ハリーだったのだ。
NASAでグレースと共に淡々と説明を受けるハリー。アルマゲドンの日が近いと告げられ、そしてその命運が自分に握られていると知る。
そんな彼が出した答え。
それは信頼できる彼の負けなしのチームと共にこの地球を救うことだった。
マイケル・ベイ監督のド派手なアクション
アルマゲドンは天体を敵にしたSFアクション映画ととらえた方がいいかもしれない。
それほどまでに監督節が効いてる作品。正直ここまでアクションに徹しなくてもよかったかもしれない(笑)
だけどここまでやられると見所になってしまう。
まだワールド・トレード・センターが聳え立つ頃のNY。9.11を彷彿させるかのような崩壊シーン。国際宇宙ステーション爆発。シャトル打ち上げに成功した直後の出来事。落ち着く暇がない、まさにマイケル・ベイ監督らしい展開。パリ消滅。凄まじい衝撃波。そして迎える幻想的なこのシーン。
他にも無駄に多いアクションシーンや爆破シーンがたくさん散りばめられてる。これぞマイケル・ベイ、これぞ90年代の映画。
でもこの映画の魅力はもっと大きい。
集まる仲間、それぞれの想い
この映画はハリーの愛を描いた映画。様々な人の想いを多角的に描いてそれをハリーの元にまとめあげるような描き方をする。彼が救おうとした娘、娘婿、仲間、そして世界はこんなにも美しくてこんなにも愛おしい、この伝え方が逸脱してる。巨漢で力持ち、誰よりも情熱的で涙もろいベアー。マザコンで人の意見にすぐ流されてしまう、だけど仕事になるとまっすぐで使命を全うするマックス。気分屋で欲に溺れる馬鹿男。だけどグレースを見守ったり何かとハリーを支えてきた天才的地質学者のロックハウンド。カウボーイ姿が様になる陽気で情熱的なテキサス男。ハン・ソロ担当の地質学者オスカー。空軍の特殊部隊にも所属していたエンジニア。ハリーの右腕にして映画を惹き立てるチック。妻と子供とはギャンブル好きなせいもあって別居状態。そんな彼と家族の言動もこの映画の魅力。(Backstreet Boysのブライアンに似てるよね笑)そしてAJ。ハリーと衝突ばかりしていた生意気なAJ。だけどそれでもハリーは彼を信頼していた。だからこその2人のあの言動。彼はハリーの未来になった。
美し過ぎる名場面の数々
映画アルマゲドンを形作るのは映画史に残る美しい名場面の数々。
大統領の演説を見守る世界中の人々。アルマゲドンのTheme「Launch」がこのシーンを最大限に惹き立てる。
シーンの切り取り方、そして西日の使い方が美しすぎる。
地球を救うことを決心するシーン。逆光のこの使い方。映画の中で一番美しいシーンがここ。
サンセットに染まる地平。AJとグレースが戯れる。うん、確かに動物クラッカーはクッキーだ。
美し過ぎる。
チックと家族。誤解してる人もいるけど離婚はしてません。別居中なのです。
主にギャンブル癖のせいで。
NASAに訪れるサンセット。運命の時間が刻一刻と迫まる。
アルマゲドンと言えばこのシーンですよね!
チームフリーダムとチームインデペンデンスのクルーたち。「Launch」のサビがくる。地味に好きなトルーマンの胸の内がわかるシーン。今にも押し潰されそうな気持ちが手に取るようにわかる。AJだぁぁああああああああ!!!!!!!
そして自分の中で一番好きなシーンが次の3つのシーン。ケープカナベラル 34番発射台跡地。アポロ1号の慰霊碑前でハリーが迎える地球で最期の瞬間。
ヘリが上空を横切る。そしてカメラワークがやばい。鳥肌モノです。
そしてここ。涙が止まらない。何度観ても泣く。愛が詰まったシーン。
ラストスパート。
さようならグレース。今までありがとう。ありったけの思い出がハリーの脳裏を過ぎる。
彼はの人生はとても幸せなものだったに違いない。
ハリーたちが救った世界。未来はこの瞬間から今日と変わらずまた続いていく。
彼らは英雄になった。
脚が悪く、自ら宇宙へ飛ぶことは叶わなかったトルーマン。そんな彼にハリーは自分の生きた証を残した。このシーンで涙の勢いが増す。
I want you to care of AJ. 結婚式に出たかった。But I'll...I look in on you from time to time , okay , honey?
エアロスミスの「I Don't Want To Miss A Thing」が流れる結婚式。最高のエンディング。ハリーの願いはここに叶った。
*******
賛否両論色々あるけれど、やっぱりアルマゲドンは名作中の名作だと自信をもって言える映画です。
自分は小学生の頃、この映画を幸運にも映画館で観ました。当時、とてつもなく鳥肌が立ってボロボロ泣いたのを今でも覚えてる。そしてアメリカという国を意識するようになったのもこの頃からだったと思う。ロマンがあって美しいシーンで溢れる本当に素敵な映画です。
願わくば世界平和。世界は一つになればこんなにも輝いて見えるのだから。
- アーティスト: サントラ,パティ・スマイス,アワ・レディ・ピース,シャンタール・クレヴィアジック,スティーヴン・タイラー,エアロスミス,ジャーニー,ZZトップ,ボブ・シーガー&シルバー・ブレット・バンド,ショーン・コルヴィン,トレバー・ラビン
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2004/10/20
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- アーティスト: サントラ,パティ・スマイス,アワ・レディ・ピース,シャンタール・クレヴィアジック,スティーヴン・タイラー
- 出版社/メーカー: ソニーレコード
- 発売日: 1998/07/01
- メディア: CD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る